「腐女子」な娘をもつおやじのブログ

「腐女子」な娘をもつおやじの葛藤や悲哀に満ちた日常を綴ります。

娘からいきなり「腐女子」だと打ち明けられたら、
世のおやじ達よ、あなたならどうする?

日常

原稿に熱中する娘は部屋から出てこない。

部屋に閉じこもり、原稿に熱中する娘。
食事の時間になっても部屋から出てこようとしない。

何かで釣ってみようかと思ってアイスを買ってきた。
ノックして娘の部屋のドアを開ける。

「なに?」

机の上の原稿から目を離すことない娘。

「アイス食べる?」
「頑張ってるようだから買ってきたけど」

そう声を掛けると。

「食べる―」



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締め切り前でおやじにかまってくれない娘。

来月の末ごろにイベントがあるらしく、締め切りに追われる娘の態度はすこぶる悪い。

仕事から帰ったまま部屋に閉じこもっているようで、娘より小一時間ほど遅くなって僕が仕事から帰ってきても、家中真っ暗。
娘の部屋のドアの隙間から明かりが漏れているだけの状態なのである。

締め切り前で焦っているのはわかっている。
でも「おかえり」なんてお出迎えまではいらないが、せめて部屋の電気くらいは点けておいて欲しいと思う今日この頃なのである。

夕食を作り、娘の部屋のドアをノックするが返事もない。
が、何やら話し声は聞こえてくる。

まさか、
独り言? 締め切り前のプレッシャーでおかしくなった?

「開けるよ」



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同人活動をする娘。

娘が「腐女子」だと知っても、二人の生活で何が変わるものでもなかった。
それまでと変わらない毎日。

ただ娘としては僕にカミングアウトしたことで、隠れてこそこそと漫画(おそらくBLと呼ばれる類のモノ)を描いたりする必要がなくなり、僕も前でも自分の描いている作品のことや自分が参加している活動のこともよく話してくれるようになった。

自分たちで作った漫画を印刷製本し、販売するイベントが開催されるらしく、そのイベントに友人と一緒に出店(参戦とか言っていたっけ)するために早く原稿を描き上げなければならないとか。
いわゆる同人活動のことだった。

「さーくるかっと」「しま」「どーじん」「うりこ」「こみけ」「おんりーいべんと」

娘の話しの中には、聞きなれない単語や用語が出てきてよくわからない。
でも娘の描いている漫画が原作は名探偵コナンの二次創作と呼ばれるモノで、名探偵コナンで出てくるサブキャラクターを題材にしたモノだということは何となくわかった。

「ふーん」



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